今回は、MH21S ワゴンRリミテッドの、エンジン不調による診断を行いました。
症状としては、エンジンがどどる(不自然に振動している状態(ー_ー)!!)。
パワーがなく、アクセルを踏んでも吹き上がらないというもの・・。
乗ってみた感じだと、イグニッションコイル の故障かな?と思いましたので、
早速診断開始してみました。(p_-)
目次
MH21S ワゴンR エンジン不調、診断開始!
とりあえず、邪魔になるものを外していきましょう~
エアクリーナーボックスを外します。
【(ー_ー)!!ところでこのタイプのクリーナーって取り付けなおす時、
なかなかうまくいかないですよね(怒)もっと取付しやすく
作ってほしいものです!←小言でスミマセン・・・。】
イグニッションコイルを覆っているカバーを外します。8mmのボルト4か所ですね!
イグニッションコイルの診断
イグニッション3兄弟が出てきたら、エンジンをかけたままの状態で、イグニッションコイルに付いているカプラーを順番に外していきます。
まずは、どのイグニッションコイルが故障しているのかを調べる必要があります。
もし、正常に作動しているコイルなら、
カプラーを外した瞬間にさらにエンジンのパワーが落ちてエンスト。
逆に、正常に作動していないコイルなら、
カプラーを外したとしても、もともと不調なので、エンジンに変化が起きないはず・・・。
という考えでの診断方法になります。(@_@)。
まずは①番のイグニッションコイル・・「ドドドド・・ド・・ド・・・」
エンストしそうになりました。
①番は正常!
②番のイグニッションコイル・・「どどどどどどどどどどど」
変化なし!
怪しい!!(ー_ー)!!
③番のイグニッションコイル!!
っていうか 外しにくい!!
「どどどど・・・ど・・ど・・・・ど・・・・・・・・・」
エンストしました。なので、③番は正常!
どうやら犯人は②番のイグニッションコイルのようですね。
と、言うわけで正常に作動する中古のコイルと交換してみました。
が!!!しかし・・・エンジン不調は改善しないまま・・・あれ?
コイルの故障じゃない??(+_+)
ひょっとしてプラグかな?
と思いまして②番のプラグを外してみたところ・・。
「めっちゃ焼けて焦げ付いてますやん!」
おそらく・・
通常はガソリンだけを燃焼するところ、一緒にオイルまで焼いちゃって、
プラグにオイルが焦げて付着していると言うことでしょう・・。
そういえば・・・\(◎o◎)/!
ちなみに、この車、以前からオイルを極端に消費していて、白煙を出しながらも
オイルを足しながら乗っていたんですね。~(@_@)そのしわ寄せがついに来ちゃいましたか・・・
オイル上がりも酷いですし、圧縮もちゃんと行われていないかもしれません。
ちなみに①番のプラグは焼き付いていませんね。
②番のシリンダーがもうだめかも・・。
シリンダー内(各気筒内)の圧縮点検
と言う訳で、次は各シリンダー内(各気筒内)の圧縮を調べていきます。
こんな時は、コンプレッションゲージの出番ですね!
↓久しぶりにこいつを見ました。出番の少ないやつです(^_^;)
プラグをすべて抜いた状態で、プラグホールの奥に押し当ててクランキングし、圧がかかるかどうか調べます。
①番、③番は正常に圧力がかかりましたが・・・
②番は全くと言っていいほど、圧がかかりませんでした。(@_@)
やはり、②番のシリンダーは圧縮できていません。
こうなってしまうとダメですね・・。
修理できません・・廃車???。
もしくは、エンジン載せ替えという事になりますね。
MH21S ワゴンR エンジン不調 オイル消費 白煙 原因と診断結果。 まとめ
コイルの故障だけかと思いきや、シリンダーの圧縮不良による
その他もろもろの故障でした(^_^;)こうなってしまうとエンジンを載せ替え、交換するしかありません。
と言う訳で、次回『ドラゴンボールゼット。出るか?10倍かめはめは!!』
と言う訳で、次回は『エンジン脱着作業』を紹介します。たぶん!