ワゴンR(MH21S) エンジン脱着&のせかえ作業 (前篇)

今回作業するのは、MH21S ワゴンRリミテッドのエンジン脱着作業です。

以前に MH21Sエンジン不調の診断方法 で紹介したワゴンRです。

シリンダーの摩耗が原因で圧縮不良になっていましたので、エンジン載せ替えすることにしました。

早速作業に入っていきます。

足回りを外していく。

写真では、すでにタイヤを外し、フロントバンパーを外した状態です。

タイヤとバンパーを外し、ラジエータ内の水を抜きながら、その間に作業すると効率がいいですよ!

あ!あと、ATオイルも先に抜いておきましょう。

左右のドライブシャフトを抜く

ハブボルトを外し、フロントショックの固定ボルトを外してシャフトを抜く遊びを作ります。

ブレーキオイルのホースも邪魔になるなら外しておいた方が良いですね。

あとは根元をバールなどでこじれば「スコッ」と抜けます。

同じように左側のシャフトも抜いておきましょう。

マフラーを外す

マフラーを外していきます。

たまにこの部分のボルトが錆びついて外れない時があります。

そんな時は、無理して回さずに、バーナーで焼いて熱してから回しましょう。

ネジ切れてしまうと後々厄介ですからね(^_^;)

今回は、比較的簡単に外れましたが、マフラーの固定ゴムが外れにくくて大変でした(ー_ー)!!

隙間に潤滑剤を吹き付けて、こんな風にバールで押して「ガコン!」と外しました。

ちょっと写真じゃ確認しにくいですけどね(^_^;)

外れたら、邪魔にならないところに置いておきましょう。

適当に置いておくと、結構つまずいてしまいますからね・・。

ベルトを外し、エアコンコンプレッサーをフリーにする。

とりあえず、ベルトを外しましょう。

ベルトを外したら、エアコンコンプレッサーに固定ボルトを外して、フリーにしておきましょう。

カプラーが付いているんで、それも外します。

最後に組み付けるときに忘れないようにしましょうね。

フリーになりました。

邪魔にならないように、ヒモで引っ張りながら固定しておくと、後々作業がやりやすいです。

ヒモがなかったんで、ガムテで固定しました。

エンジン回りの配線、カプラーを外していく。

いよいよエンジン周りのカプラー&配線を外していきます。

まず、ダクト・クリーナーボックスなどを外して、イグニッションコイルに付いているカプラーを外していきます。

この辺はそんなに難しくないので、邪魔になるものはどんどん外していきます。

右側(エンジンの正面側)の配線を外す。

上側の配線は、このコイルの配線からたどっていきながら、手前側、奥側と順番にカプラーを外して行くとやりやすいですよ。

エアーのダクトボックス、バッテリー、ウォッシャータンクも邪魔になるので外しておきます。

上からみて、スッキリ配線が見える程度に外せば作業がやりやすいです。

こんな感じですね。

右上にまだバッテリーが残ってますが(^_^;)

写真は若干前後しているんで気にしないでください。

あ!そうそう、ラジエーターにつながる太いホースも外しておきましょう。

締めつけバンドを外して、ホースを一度回転させてから外すとやりやすいです。

そのまま引っ張ってもなかなか外れませんからね(^_^;)

上側の配線をたどっていきながら外したら、次は左側のコンプレッサーあたりからの配線を順番に外していきます。

左側の配線を外す。

こんな感じですね。

エキマニのO2センサーにつながるカプラー等ですね。

ついでに、エキマニの横のラジエータホースも外しておきましょう。

ここも錆びたりして結構外しにくいです(^_^;)

こちら側の配線も、たどってきながら外すと分かりやすいです。

こんな感じです。

見えにくい時は、写真を拡大してみてください。クリックすると大きく表示されますよ!

ちょっと見えにくいですが、スロットルの裏にあるカプラーが外しにくいです。

針などで、カプラーの止めバネ?の部分を浮かせて軽く引っ張ると取れやすいです。

外れましたね。

こんな感じで左上側が外れたら、今度は下から外していきます。

下から配線を外す。

先ほどの左側から、下の方へつながる配線を外していきます。

オルタネーターとか、セルモーターにつながる配線やカプラーです。

※ここを外す際は、必ずバッテリーを外したあとに作業するようにしましょう!

オルタネーター(ダイナモ)を外す。

後で、エンジンを下ろす際に、邪魔になるので、この時点でオルタネーターを外しておきます。

そういえば、このオルタネーターの裏に黄色い配線の固定クリップみたいなのが付いていて、ちょっと面倒でした(^_^;)

クリップ外しで「グリグリッ」と力技で外しちゃってください。

外れました。

オルタネーターって見た目以上に重いですよね(^_^;)

セルモーター側のカプラーも外していきますが、この裏あたりも、固定クリップやがついていたり、位置的に外しにくかったりします。

・・・えーっと・・「頑張ってください!」としか言えません。

カプラーは、針などを使って、浮かせて外したり、まとめてる配線のテープが邪魔だったら、切ったりするなどして外していってください。

黄色いクリップなんか力技でグリグリです!!

配線を引き出し、まとめる。

外してきた配線は、こんなふうに下に引き出して、垂らしておきます。

エンジンを下ろすとき邪魔にならないようにですね。

配線をこんなふうにガムテープとかでまとめておくと、邪魔にならないですし、最後に配線を上に回していくときにやりやすいです。

簡単に外せる程度にまとめておきましょう。



すべてのホース類・アース等を外し、フリーにする

あとは、車体本体につながるホースやアース類を外していきます。

エンジンにつながるホースがどこに繋がっているのか、確認しながら外していきましょう。

 

オイルや、燃料(ガソリン)垂れてきそうな部分には、細めの適当なボルトにウエスを巻いてねじ込むと、ストッパーになりまよ。

こういったアースなんかも忘れずに外しておきましょうね。

この辺にもあります。

ホース類、アース、配線が外れているかどうかの確認ができたら、次はいよいよエンジンマウントを外していきます。

エンジンマウントを外す。

マウントを外す順番は、下のマウントを外してから、両サイドのマウントを外すという感じです。

先にサイドを外さないようにしましょうね(^_^;)

うちの場合は、こんな感じの土台にエンジンを乗せ、固定マウントを外して車体本体をリフトで上げる。

そして、エンジンだけを土台に残す。というようなやり方でやってます。

という訳で、土台に載せる準備です。

あとあと外しやすいように、下側のマウントを止めているボルトを一旦外して、また軽く止めます。

「せっかく外したのになんでまた軽く止めるの?両サイドが固定されているからそのまま外しておけばいいじゃん!」

と思った方!!!! なぜか完全に外してはいけないのかは、やってみれば分かります。

※この時点で下のマウントを完全に外してしまうと、バランスが崩れて、傾くんです。

そうすると、ラジエーター本体をエンジンが押してしまい、傷ついたり割れてしまう危険性&傾いて下ろしにくいということになってしまいます。

一旦外す時は、傾いてガクッとなってしまったり、ボルトに力が掛かって外しにくくなったりするので、パイプなどでエンジンを軽く支えてからやるとやりやすいですよ。

さっきも使った画像ですが・・・

一度外したボルトは、車体側とエンジン側と繋げる2本だけで十分です。

ここまでしたら、土台に乗せていきます。

土台に乗せた時点で、あとあとエンジンが真っ直ぐになりやすいように、木材とかクッションなどを置くと良いですよ。

エンジンの下はフラットではないので、土台に平行に乗らないですからね(^_^;)

っていうか、手前のパイプが邪魔なので外します。

土台にしっかりと乗った時点で、先ほどの仮付けしていた、下側のマウントを外します。

外れましたね。

ちなみに、こんなふうに外したボルトは別のところに置かず、そのまま付くべきところに軽くつけておくと、あとあと取り付けの際に迷わなくて済みますよ!

下のマウントが外れたら、両サイドのマウントを外していきます。

両サイドのマウントが外せたら、少しずつ車体をリフトで上げていきます。

エンジン本体と当たらないように微妙にずらしたり微調整しながら下ろしていきましょう。

ココが1番気を遣う工程ですね。

この写真は、もうすでに若干降り始めていますが(^_^;)

エンジンが降りました。

そんなこんなで、エンジンが下ろせました。

慣れてくれば簡単なのですが、錆びてボルトが外しにくかったり、カプラーやホース類が固着して外れにくいとどうしても時間がかかってしまいますね。

なかなかうまくいかない時は、コーヒーブレイクでも入れながら、今気づよく作業してください。

でも・・

これで終わりではありません。

今回はエンジン載せ換えなので、まだまだこのあとも作業は続きます。

エンジン脱着作業(後編)にて紹介していますので、そちらも参考にどうぞ!